大日如来の胸に万字
胎蔵曼荼羅の下部中段に位置する虚空蔵院では、主尊の虚空蔵菩薩よりも大きく
「千手千眼観音」と「金剛蔵王」の両菩薩が左右に描かれていて、遍智院にある
「一切如来智印」とこの両菩薩を結んだラインをイメージしたとき
胎蔵曼荼羅の中に「五転」を表わす八葉蓮華を擁した三角形を見て取れる(気がする)。
「千手千眼観音」と「金剛蔵王」の両菩薩が左右に描かれていて、遍智院にある
「一切如来智印」とこの両菩薩を結んだラインをイメージしたとき
胎蔵曼荼羅の中に「五転」を表わす八葉蓮華を擁した三角形を見て取れる(気がする)。
虚空蔵菩薩は、星宮神社では『 明星天子 』として祀られる。
神仏習合の時代、足利市田島町の「星の宮神社」でも虚空蔵菩薩を祀っていたが
神仏分離令による廃仏毀釈運動により、隣接するお寺へと移されている。
この地域では虚空蔵の神使いが「ウナギ」であるとして、食さない禁忌が伝わっていた。
神仏習合の時代、足利市田島町の「星の宮神社」でも虚空蔵菩薩を祀っていたが
神仏分離令による廃仏毀釈運動により、隣接するお寺へと移されている。
この地域では虚空蔵の神使いが「ウナギ」であるとして、食さない禁忌が伝わっていた。
(樺崎寺の運慶作「大日如来坐像」二体が、今年の秋に宇都宮美術館で見られるという。)