明日の、正月3日は 三日月なので、三日月信仰のはなし

 足利市梁田町にあった浅間神社は、道向いの星宮神社に合祀され、今は空き地になっている。


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 星宮神社に建つ石灯篭に見る、三光待講。

 星宮の名にふさわしい、星信仰があったようですね。


富士山信仰でも星を祀る「星祭り」が見られ、 藤原月旺の巻物では三光(3つ並んだ星)を
描いたものが見られる。



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 星宮神社の三日月信仰の石碑 「三日月塔」


 梁田で聞く三日月講は、正月3日まではお餅を食べてはいけないというもの。
 1日・2日はお蕎麦を食べるのが吉祥、3日になってから餅をついて食べるのだという。


新月を、月の始まる日としていた陰暦。毎月3日が三日月だったというよりは、三日月の日を
3日と認識していたので問題なかったが、現在は3日が三日月(月齢2日)になることはマレ。

 今年のように、3日が三日月に当たる月が、2回もやって来る年は珍しい。


2014年の1月3日は旧暦12月3日ですが、そんなことよりも正月3日の三日月として楽しみたい。



 3日の当日がくもり空などで、三日月が見えそうにない時には…
 両崖山の足利城址にある、三日月神社に参拝するのもいいかも知れません。



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 三日月神社では、いつでも(御神体に)三日月を見ることが出来ます。






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 星宮神社の境内には、「元祖食行」や「小御嶽」の石碑があることから、浅間神社の境内には
 富士塚があったのか。(富士山5合目と7合5勺を示すのに利用出来るため。)




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 梁田戦争の戦死者を弔ったお墓である戦死塚を、渡良瀬川の河原から浅間神社の境内に
 移築したという、地元の方のお話しも聞く。(その後、戦死塚は長福寺へと再移築。)


浅間神社の境内にあった富士塚を、戦死塚として再利用したものか。戦死塚を見ていたら、
そんなことを考えた。