2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

足利郡大月村の  「 四世 藤原月旺の御見抜」

足利の大月村住「 斉藤与五右衛門 」の息子「権左衛門」は、江戸の茶問屋で働く 熱心な浅間信仰の信者であり、4世 月旺と共に、毎年富士山へ参拝をしていた。 天和3年、里帰りする権左衛門に誘われた「月旺・月心」が足利の大月村へやってくる。 月旺らと…

かつて大月町の仙元宮にあった社殿の万字

足利市大月町の仙元宮神社 旧社殿の祭壇には 左右の壁に、右万字紋(逆万字)が施されていた。 正面の壁には、「 4世 月旺の御身抜(おみぬき)」が掛けられ 祭壇には、この神社に伝わる「赤富士御影」を祀ったのだろう。 神仏習合の時代、この右万字は「仙…

大日如来の胸に万字

日本に伝わる万字の語源は、仏の胸・手足に見られる吉兆のしるしを意味する梵語 (サンスクリット語)であり、「吉祥」や「万字」と漢訳される。 天平創建当時の製造方法を用いて、CGで再現された国宝・盧舎那仏坐像の 胸には右万字が描かれていた。(NHK BS…