北口本宮冨士浅間神社で見る足利の富士講 その2

北口本冨士浅間神社の参道は、空間デザインにより空気感まで違って感じる。

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同じような石灯篭が並んでいるが、村上光清の藤紋などを見比べながら進むと石工の技量や個性が見られて面白い。

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三国第一山の大鳥居をくぐり進んだ先にある拝殿には、歴史を感じる額が掲げられている。

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2022年2月21日に創刊150周年を迎えた毎日新聞とは別会社の、山梨毎日新聞社(創刊明治41年)が奉納。この当時は「富士嶽神社」

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社殿を囲む玉垣の小柱には、足利郡小俣村の富士講が見られる。

 

 

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右は「栃木県小俣町 三代目 寶山傳行講社中」

左は「栃木県足利郡小俣村 酒造業 大橋平蔵」とある。

 

下野国足利郡小俣村は古くからあるが、栃木県足利郡小俣村は明治22年からの村名。栃木県小俣町大正12年からの町名。

 

はなれた場所だが、数ある玉垣の中には佐藤彰(御師毘沙門屋)の名も見られる。

 

 

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写真の右側から、第一神木「冨士太郎杉」(拝殿・幣殿・本殿・恵比壽社)、幣殿の脇には第二神木「冨士次郎杉」

 

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寶山傳行の小柱背後に見えるのが神木「冨士次郎杉」、直線距離では本殿に近い好立地。

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幣殿・本殿からみると写真の左側、社殿の外に足利小俣の玉垣小柱あり。

 

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富士山の方面に、1561年(永禄4)武田信玄川中島の戦いにて戦勝を祈願して建てた浅間社旧本殿の「東宮本殿」

 

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反対を向いた先には、1745年(延享2)建立の手水舎。手水は富士八海の一つ「泉瑞」より引かれる富士の霊水。

ミソギをする内八海の一つであった泉は枯れてしまって現存しないが、その地下水が引き込まれているという。